【2026年1月最新】東京1億円突破。1都3県中古マンション市場の勝ち筋
不動産の世界において、データの鮮度は武器となります。
「いつかは下がる」という期待を裏切り続け、首都圏のマンション市場はついに歴史的な転換点を迎えました。
いわゆるファミリー向けで人気の70㎡の物件について東京カンテイが発表した2025年12月期の中古マンション70㎡換算価格によると、東京都の平均価格は1億247万円。統計開始以来、初めて「1億円」の大台を突破しました。
これは東京と周辺都市の需要の強さを示す確かなデータです。
今、この市場で実需・投資の決断を下すには、表面的な価格ではなく「数字の裏側」を読む力が必要です。
1. 東京都:資産の「通貨化」が進む23区
東京23区の価格は1億1,960万円に達し、前月比+4.1%という驚異的な上昇を見せています。 もはや不動産は「住まい」の枠を超え、世界中の富裕層が保有する「通貨」や「金(ゴールド)」に近い金融資産へと変質しているように感じます。
【実需の方へ】
23区内の好立地物件は「高くて買えない」のではなく「値下がりリスクが低い」と捉えるのも一つです。 インフレ下では現金の価値が目減りするため、資産を守るための「住居購入」が選択肢として上がるフェーズです。
【投資の方へ】
これまでのように利回り(インカム)のみを追うのは危険で、希望とマッチしにくくなるでしょう。 20ヵ月連続で上昇し続けるこの局面では、将来の出口(キャピタル)を見据え、築年数よりも「立地の希少性」を優先するのが将来的に吉と出る事があります。
2. 横浜・川崎:賢明な「準都心」という選択
神奈川県は4,097万円と微減しましたが、前年比では+10%超を維持しています。 特に横浜市・川崎市の主要駅周辺は、都心の高騰から弾き出されたパワーカップルの受け皿として、実需の強さが群を抜いています。
【戦略】
川崎・横浜エリアは、東京23区に比べればまだ「実需の購買力」が追いつく価格帯です。 投資としては、賃料が上昇傾向にある「都心へアクセスのよい路線」「駅徒歩5分圏内」に絞ることで、安定した収益とリセール価値が期待できるでしょう。
3. 埼玉・千葉:鮮明になる「駅近・ランドマーク」一極集中
埼玉県(3,134万円)、千葉県(2,837万円)も緩やかな上昇を見せていますが、ここは「エリア格差」が最も激しい市場です。
【注意点】
駅周辺のランドマークタワーや再開発物件は価格を維持しますが、駅からバス圏の物件は供給過多で厳しい戦いになります。 投資であれば「エリアNo.1物件」以外は避けるのが定石になりそうです。
実需 vs 投資、どっちを優先するべき?
自分の購入の目的を明確にすることが何より重要です。
・たとえば、子育てや定住を目的にするなら「暮らし優先」
・資産形成を目的にするなら「収益性」「需給」を重視
| 観点 | 実需(住むため) | 投資(収益目的) | |
|---|---|---|---|
| 最大の目的 | 快適な暮らし | 利回り・資産形成 | |
| 重視すべき指標 | 立地・生活利便性 | 収益性・需給バランス | |
| リスク | 住宅ローン負担 | 空室・価格変動 | |
| リターン | 生活満足度QOL | キャピタルゲイン/賃料(インカム) |
まとめ
今後の日本銀行の金融政策、そして世界的なインフレの趨勢を踏まえると、金利上昇はもはや無視できないリスク要因となりえます。 しかし供給戸数の絞り込みと建築コストの再上昇を考えれば、価格の暴落は考えにくいというもあります。
最近の傾向やデータをお知りになりたい方は、弊社ではいつでもご相談を承っております。
参考サイト:東京カンテイ(https://www.kantei.ne.jp/report/70m2/8305/)
※このブログは情報提供を目的としており、必ず将来をお約束するものではございません。
投資を行う際はリスクを伴うものであることをご認識の上、ご自身の判断と責任で投資なさるようお願いいたします。
